2026/7/18 | 供給事業部
6月27日、岸和田市にある米麦館タマヤ(以下タマヤ)の清家さんを招いてパンの学習会と試食販売会を行いました。当日は台風接近の影響で参加者は職員含めて10名。
タマヤは今年の10月で80周年を迎える歴史あるパン・焼き菓子メーカーです。戦後、配給された麦の活用に困っている人たちにパンを焼いて喜んでもらえたのが始まりだそうです。今では北は関東から南は九州まで、スーパーや自然食品の店、生協などに出荷しています。

タマヤには三つのこだわりがあります。一つ目は「原材料選び」。国産小麦特有の香りや味わい深さをそのまま伝えたいと品種を厳選、独自のおいしさにたどり着きました。主に使っている小麦は「春よ恋」です。貴重で価格も高価とのこと。生協商品の「春よ恋もちもちトースト」に使われています。
二つ目は「一つ一つ人の手で」。成型、焼成、加工、包装、仕分けなどの全てを人の手で行っています。量産しているのにほとんどを手づくりする理由は、機械化すると添加物を入れる必要があるからです。
三つ目は「添加物に頼らない」。添加物を使えば保存が良く、時間も短縮でき、香りや味も後付けできますが、素材を厳選して製法を工夫し、おいしさを考えると添加物は必要ないとのことです。食パンにカビが生えるのは保存料を使っていない証拠。冷凍保存がおすすめです。

また、素材を生かした飽きのこない本物の味づくりのため、香料や着色料などに頼らない自家製フィリング(クリームやバタークリーム、オリジナル油脂など)の開発にも取り組んでいます。
ちなみに「あんこ」は、香川県の老舗「山清」でタマヤ専用のものを製造してもらっているそうです。
今回の試食は三品。「春よ恋もちもちトースト」は、小麦の味がしっかりして食べごたえがありました。人気商品の「小倉つぶあんぱん」は山清のあんこがぎっしりつまっています。新作の「ふわふわケーキ(プレーン)」はきめが細かく優しい甘さで飽きのこない味です。個人的には「小倉つぶあんぱん」が好みでした。安心安全な材料でおいしいとなればいうことなし。
一通りの説明が終わり、質問や新商品のヒントなどがあれば言ってくださいと清家さん。昔の店舗をご存知の参加者からは、以前あったあのパンは? サクラの塩漬けがのったのは?などの懐かしい話があり、蒸しパンのフレーバーの話題では「ホウレンソウ、ニンジン、ジャガイモ、ヨモギ……」などと盛り上がります。皆さんのタマヤへの愛を感じました。
最後は販売会です。会場の後ろにパンがたくさん並べられました。試食にもあった「小倉つぶあんぱん」や「シフォンケーキ」「角型食パン」「スチームケーキ」といろいろ。値段も安めにしてもらいました。即完売です。



皆さんが笑顔で帰っていく姿が印象的でした。おいしいものはみんなを幸せにする、そんなすごいものを作っているタマヤ! これからもしっかり作り続けて欲しいと思いました。
